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賛同署名コメント02 / 08 [ Mon ] 11:15 編集

賛同署名コメント紹介(3)

*オンライン署名はこちらからどうぞ! 署名の第1次締切は2/10(水)です。

●山口静子さん(女性と貧困ネットワーク、ACW2)
知人の社会労務事務から聞き書きです

退職勧奨が正当性を認められるのは

(1)雇用調整の必要性が認められる
(2)組合および本人と十分意見交換と説明する
(3)勧奨対象者を決定する合理的基準を設ける
(4)その基準を公平に提供して人選をする
(5)勧奨が節度を保っていること
(6)退職を拒否で不利益な取り扱いをしない

などの要件を満たしている必要があります。

この要件を満たさず あるいは「辞めません」と言っているのに何回も繰り返す場合は
「退職強要」となります。

解雇には、懲戒解雇と普通解雇があり、懲戒解雇とは就業規則に列挙されている懲戒自由に基づく解雇であり、普通解雇とは

(1)整理解雇
(2)病弱や勤務成績不良・労働能力が著しく劣るなど「本人に理由がある」とする解雇

の二つがあります。

解雇の場合は解雇理由を記入した解雇通知書が手渡されます。解雇通知書が渡されない口頭での「解雇」あるいは「辞めろ」という通告は「退職勧奨」もしくは「合意解約の申し入れ」である。

勤続の意思打診なのか、退職勧奨なのか、退職強要なのか、それとも解雇なのか?

この意味を取り違えると対応を間違えることになります。

退職勧奨なのに「解雇を撤回せよ」という内容証明を送っても意味をなさないそうです。

退職勧奨とは、雇用調整のための勧奨行為に過ぎず、法的な拘束力も特別の法的な効果も持たない単なる行為です。しかしこれが執拗に繰り返されると、使用者と労働者の力関係から、労働者は将来への絶望感と大きな精神的苦痛を味わうことになります。

会社の方はこの精神的苦痛で退職に追い込もうとさらに繰り返すことになります。そうなるとこれは「退職強要」と言ってもいいのです。

つまり「退職勧奨」とは、労働者に雇い主が自発的な退職意志の形成を促す説得行為に過ぎず、その行為が社会通念上適当なものでなければなりません。

度を超した退職勧奨で本人が精神的な病気になっているにもかかわらず、本人に経営上の必要性の説明もせず退職強要を続けることは社会通念上から見て不当・違法と言えるのです。

WANは会社ではないがNPOの認可をうけている組織ですから社会的責任は会社に劣らないはずです。



●柴田朋子さん(東京大学)
どんな組織にあっても労働者が正当に扱われることを願います。



●武藤桐子さん(九州)
今回の件について、十分な説明と対応がなされることを望みます。



大野左紀子さん(東海)
WAN労働争議の趣旨に賛同します。正常な雇用形態の元で活動が継続されることを望んでいます。



●服部一郎さん(一橋大学大学院)
運動体やNPOで生じる労使紛争、理不尽なものが少なくありません。問題の所在を把握し、掲げた理念とかけ離れた実態がなぜ生じているのか、今一度考えてみたいと思います。



遠山日出也さん(近畿)
これまで、良心的な活動をしている他の多くのNPOでも、さまざまな労働問題が発生してきました。WANの理事の方々には、今回の問題について、人々に「やっぱりWANも同じなのか……」と思わせないような対応をお願いいたします。労働者には生活がかかっています。もしきちんとした対応、先進的な対応をしていただければ、WAN自らが良い実践なさったということで、WANのサイトに何百本ものすぐれた記事を掲載するのにもまさる価値があると思いますし、もしも粗雑な対応や官僚的な対応に終始なさるようでしたら、今後は、せっかく良い記事を掲載なさっても、どこか白々しい感じを抱いてしまうと思います。私は、理事の方々の誠実さを確認させていただきたいので、次回の団交には行かせていただきます。



●岡 晃子さん(近畿)
無責任と責任放棄の見本市のような組織に対する意義のある闘いです。
WAN理事会には,早いところ事態を冷静に認識することをおすすめします。



●伊藤厚志さん(富山市・会社員)
一方的な労働条件の変更は許されません。
理事会には、退職勧奨を撤回され、当事者と真摯に話し合うことを求めたいです。

ユニオンWANのみなさん、日本の労働運動の未来のためにも頑張ってください。私も応援します。



●小澤伊久美さん(ICU)
私は今回の騒動が発生するまで、WANという団体のことすら知らずにいました。今回の騒動についてもウェブで見られる情報しか知りませんが、これが本当であるならば非常に残念なことだと思いました。一方で、これが当事者の片方からのみしか情報が提供されていないので、自分が正しい判断をしているか自信を持てずにいます。

そのような状況はこの問題を解決するにあたって好ましい状況だとは思えず、そういう意味で今回の署名運動で掲げられている、理事会への要望3点に賛同し、署名しようと思いました。

雇用者側からの説明が関係各位だけでなく、関心を持つものにもわかるように示していただくことを望みますし、そういったことを通じて双方が納得のいく結論に至るまで今回問題となったお二人への退職勧奨は控えるべきであり、団体交渉に真摯に望んでいただきたいと思います。



栗田隆子さん
フェミニズム団体が、社会的な責任とそしてその責任に伴う権力を持った際に、労働者や自分より立場の弱い人間に対していかに振舞うかはとても重要です。なぜならその振る舞いは今後10年、20年の女性の(そして男性の)未来に対して大きく影響を与えるからです。例えば「内ゲバ」というものが、一般社会の左翼のイメージを著しく低下させ、その結果社会的な活動そのものへの「偏見」が増大してしまったように・・・。

この件にかんしては私は他人事ではなく、「責任」とそれにともなう「権力」を自分自身が持った際に、どのように振舞うべきかを考えさせられました。「言っている事とやっていることが違う」のでは、決して社会的な信頼を得ることはできないでしょう。

今は労働組合からの意見・説明についてはブログで読むことが可能ですが、使用者側からの説明はないままです。ぜひ今後、労働組合の人々に対して、そして、WANの会員、そしてWANの読者の人々に対し、誠意ある対応をしていただくようお願い申し上げます。




*オンライン署名はこちらからどうぞ! 署名の第1次締切は2/10(水)です。
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